2016/06/28

2016年6月28日- 石巻市 牧山

「牧山アヤメ祭り・夏越しの大祓い(なごしのおおはらい)」のポスターを見て、石巻市の牧山・零羊崎神社に出向いた。牧山は5月以来だが、アヤメ祭りは東日本大震災前に行ったきりなので、6年ぶりである。鮮やかに咲き誇る花菖蒲苑内では「生田流筝曲筝貴会・小野こう子社中」が、美しい琴の音を奏で、風情豊かなアヤメ観賞を演出していた。

 花菖蒲苑は「神苑」とも呼ばれ、アヤメ以外にもカタクリの花、シダレザクラ、フジ、ツツジ、サツキと順に花を咲かせ、梅雨の最中にアヤメが満開となる。この間に、「茶摘み」も行われ、秋には紅葉も楽しめる。あらためて、「牧山は植物の宝庫」と知った。ハナショウブとも言われるアヤメは、広さ50アールの斜面に3000株が咲き誇っている。色も種類もいろいろで、「250種にも及ぶ」という。

 アヤメ祭りは3日までだが、日曜日の26日には琴の演奏があった。茶畑にちなんだ「茶摘み」などの童謡から、「川の流れのように」「上を向いて歩こう」など歌謡曲や、ポップスまで幅広い曲を演奏していた。

 「夏越しの大祓い」は、「茅の輪」をくぐり無病息災や家内安全を願うもの。霊羊崎神社本殿の前に「茅の輪」が設けられ、そこを「左回り」「右回り」「左回り」と「8の字」を描くように3度くぐり抜けるとご利益があるそうだ。その際、「水無月(みなつき)のは夏越しの祓いする人は、千年(ちとせ)の命のぶというなり」という古歌を唱えるのが、きまり。1日まで、行われるという。

 牧山は「魔鬼山」だという。栄存神社の近くに「魔鬼山寺跡」という案内標識があったと記憶しているが、今回も探しかねた。ここにも征夷大将軍・坂上田村麿の伝説がある。田村麿は、蝦夷(えみし)頭領の妻・魔鬼女(まぎめ)を征伐し、供養と東北安寧を祈願し寺を建てた。真実のほどは知らないが、頭領とは「大竹(嶽)丸」。登米や栗原にも田村麿と大竹丸の逸話は多く、大崎市鳴子温泉の鬼首は、大竹丸の首を刎ねたところと言われている。妻は最後まで抵抗し、牧山で果てた。


「アヤメ」



広い花菖蒲苑。



色とりどりの花が咲く。



筝曲の小野こう子社中の演奏会。



茅の輪くぐる「夏越しの大祓いも行われている。


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